

こちらは、秋田県湯沢市産の木の葉化石です。中新世の東北地方の湖底層からは、さまざまな木の葉化石が知られていますが、本標本は、カエデ類と考えられるものです。葉の輪郭が非常にはっきりと残された、保存状態の良い希少な標本です。文献上ではカエデ類の産出が知られていても、実際にこのような形で出会える機会は多くなく、手に取る喜びを感じます。

中新世東北は現在よりも温暖で、より豊かな植物相が繁栄していたと考えられています。

秋田県湯沢市の地層は、当時湖や河畔環境が広がっていたと考えられる堆積層です。こうした穏やかな湖底には細かな泥や火山灰が積もり、落ち葉が沈んで圧縮されることで精細な化石になります。「湖底に眠る葉」のように、水中で安定した環境が化石保存に寄与しました。堆積物がゆっくり降り積もることで、葉の形や脈の構造が残りやすくなります。
詳しくはコラム「湖底に眠る葉……木の葉の化石ができるまで」を御覧ください。

裏面には、美しい乳白色の母岩が広がっています。湖底層由来ということもあり、粘土質を多く含んだ泥岩と考えられます。

カエデ類の葉には、三裂のものや五裂のものなど、さまざまな形がありますが、本標本は五裂タイプと考えられます。輪郭が明瞭で、ひと目で特徴を捉えられる点が魅力です。

側面から撮影しました。湖底層によくみられる、幾重にも重なった層が見られます。分厚く、しっかりと本体を保持してくれます。

左右約11センチの母岩に、幅約4センチのカエデ類の葉化石が収まっています。

100円硬貨とのサイズ比較です。五裂の葉形が見事に保存された、秋田県湯沢市産のカエデ類と考えられる葉化石です。

価格:
商品ID:ot4413
時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)
産地:秋田 日本
サイズ:本体幅4.3cm 母岩含め全体10.9cm×7.1cm×厚2.8cm
商品説明:珍しい、五裂の葉形が見事に保存された、秋田県湯沢産のカエデ類と思われる葉っぱ化石
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