

こちらは、秋田県田沢湖から採集された、新生代中新世(約1,700万〜800万年前)の地層から産出したとみられる、ブナ類の木の葉の化石です。きれいに炭化しており、輪郭がくっきりと浮き出ています。
このように炭化した状態で発見されるプロセスをコラム「湖底に眠る葉……木の葉の化石ができるまで」で紹介しています。ぜひご覧ください。

細粒の泥(湖や湿地で静かに堆積した泥)に、葉の形や側脈のパターンが鮮明に残っており、当時の温暖湿潤な森林環境をよく物語っています。

側脈も明瞭に保存されています。葉っぱの化石は印象化石が大半ですが、こうして炭化して本体部分が残るケースは多くありません。炭化特有の黒いコントラストが、葉の“実在感”をより強く感じさせます。

しかも、かなり大きい。左右8センチくらいあります。

裏面です。丁寧に長方形にカットされています。

葉っぱの化石にありがちな薄い母岩ではありません。強度がしっかりしており、手に取ったときの“安定感”があります。

左右約11センチ弱の母岩に約8センチの明瞭な輪郭を持つ木の葉の化石が鎮座しています。

100円硬貨との比較です。こうしてスタンドにのせて飾ると、黒く炭化した輪郭がさらに際立ち、存在感がぐっと増します。はっきりと炭化して残された、珍しいタイプです。


価格:
商品ID:ot4329
時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)
産地:秋田 日本
サイズ:本体幅8.1cm 母岩含め全体10.7cm×7cm×厚1.1cm
商品説明:黒く炭化して輪郭が残った珍しいタイプ!秋田県田沢湖産、ブナ類と思しき木の葉の化石
この商品は売却済みです。
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