

こちらは、約1億年前、白亜紀真っ只中に、形成された琥珀、バーマイトです。ご覧のように内部には、非常に特徴的な虫が内包されています。容易に種類を同定することはできません。長い足、羽がないこと、多方向に分かれた棘などから、小さな「シミ」や「ハサミムシ」のようにも見えますが、はっきりとしたことは分かりません。

非常に長い節だった足。

冒頭の虫以外にも、写真の上部に、また違った昆虫の一部が見られます。こちらも種類までは分かりませんが、各部位が明瞭に保存されています。バーマイトは、恐竜時代の琥珀として、知られ、内包物もその時代のものとされています。樹液に群がった虫たちを取り込んで、そのまま化石になったものが、こうした琥珀だと考えられています。

より大きな虫の一部のように見えますね。

こちらの琥珀の透明度は極めて高く、補助光をあてて撮影した一枚です。琥珀は世界最古の宝石の一つとされ、特に光を受けると、非常に美しく輝きだします。

透明度が高いので、内包物を肉眼でも捉えられますが、ぜひ、高倍率(30倍以上)のルーペをお使いください。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」をご覧ください。

この虫の正体やいかに!?尾部から後方に伸びた2つの突起が特徴的です。

琥珀の左右幅は、約13ミリです。

100円硬貨との比較写真です。非常に美しい、透明度抜群の琥珀です。高倍率のルーペで、内部を「探検」してみてください。


価格:
商品ID:ot4309
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Myanmar
サイズ:1.3cm×1cm×厚0.3cm
商品説明:透明度抜群で美しい!尾部に突起をもった虫を内包したミャンマー産のバーマイト(Burmite)
この商品は売却済みです。
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