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2センチ超え! 高い透明度で虫も明瞭に観察できる、白亜紀の貴重な琥珀……バーマイト(Burmite)/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) 化石セブンスマホ専用サイト


こちらは、ミャンマー北部のフカワン渓谷で産出する琥珀、その名も バーマイト(Burmite) です。名称は、ミャンマーの旧国名「ビルマ」にちなみ命名されました。一般には「バーマイト」と呼ばれますが、日本では「ビルマ琥珀」という呼称もよく使われます。

バーマイトの大きな特徴は、昆虫などの生物が内包されていることです。これらの虫は琥珀形成当時に樹脂に封じ込められたもので、その年代はおよそ 1億年前(白亜紀)にさかのぼります。世界の他地域の琥珀と比べても、バーマイトは特に古い時代に形成されたもので、白亜紀の生態系を知るうえで極めて重要な手がかりとなります。

こちらの標本は 透明度が非常に高く、補助光を当てると虫のシルエットが浮かび上がって見えます。観察には高倍率のルーペが必要です。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。


琥珀全体を撮影したものです。冒頭で紹介した小さな虫たちは、写真中央やや右側に見られます。数あるバーマイトの中でも、特に透明度の高い標本です。


別の箇所を観察すると、虫とともに 植物片と思われる網目状の構造 が見られます。

バーマイトが形成された白亜紀当時、この地域の環境は 熱帯雨林に近い気候 であったと考えられています。森は河川や湖、ラグーンなどに囲まれ、しばしば自然火災が発生しました。その際、木々は大量の樹液を分泌し、それが時間をかけて固化し、今日見られる琥珀の起源になったと考えられています。


こちらには、植物片と思われる丸い構造が見られます。バーマイトに含まれる動植物は非常に多様で、2023年の時点で50以上の分類群、1000種以上の動植物が記載されています。


補助光を後方から当てて撮影しました。琥珀は世界最古の宝石のひとつであり、光を受けるだけでこのように美しく輝きます。


肉眼ではこのように見えます。標本は 楕円形でやや扁平、しかも 透明度が高いため内包物を容易に観察できます。


大きさは 左右約23ミリ。バーマイトの中では比較的大きな個体で、2センチを超える標本は多くはありません。


100円硬貨との比較写真です。透明度が高く、内包された虫も明瞭に確認できる、白亜紀の貴重な琥珀……バーマイトです。

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価格

商品ID:ot4244

時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)

産地:Myanmar

サイズ:2.3cm×1.2cm×厚0.3cm

商品説明:2センチ超え! 高い透明度で虫も明瞭に観察できる、白亜紀の貴重な琥珀……バーマイト(Burmite)

この商品は売却済みです。

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