こちらは、人気を博しておりますミャンマー産の琥珀「バーマイト」です。バーマイトは、ミャンマー北部のフカワン渓谷で産出される琥珀として知られています。
琥珀は、もともとは木の樹液が長い年月をかけて硬化し、最終的に化石化したものです。樹液に集まった虫などが内部に取り込まれることがあり、外界から遮断された虫は、風化や酸化の影響を受けず、ほとんど腐敗しません。そのため、古代の虫であっても、ご覧のように鮮明な姿のまま保存され続けるのです。
このような高い保存力を持つことから、琥珀は「小さなタイムカプセル」とも呼ばれています。
写真の虫は、翅脈(しみゃく)までしっかりと保存されており、ルーペで見ると、その細部まで鮮明に確認できます。
バーマイトは、多種多様な動植物を含むことで知られています。バーマイトができた森は熱帯雨林で、河川や湖、ラグーン、湾などに囲まれていたと考えられています。
その森に棲んでいた虫や植物のかけらが、このように琥珀の中に閉じ込められ、当時の環境を知るうえで重要な手がかりになっています。そもそも、バーマイトの森が熱帯雨林だったことも、こうした内包物の分析によって明らかになりました。
この琥珀の主役は、やはりこの羽虫でしょう。ぜひ高倍率のルーペでじっくりご覧ください。ルーペの選び方については、コラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」をご参照ください。
琥珀の透明度が高く、虫の姿も実にクリアに見えます。バーマイトの形成年代は約1億年前とされているため、こうした内包物も、当時のものと考えられています。
補助光を後方から当てて撮影しました。この透明度の高さは、まさに特筆すべきものです。
琥珀は「世界最古の宝石」とも言われています。磨くだけでまばゆい輝きを放つため、加工技術が限られていた古代では、現代以上に高い価値を持っていたことでしょう。
実際、中国の後漢時代(1世紀ごろ)には、ビルマ(現在のミャンマー)から中国への琥珀の交易が行われていたと伝えられています。装飾品や薬として珍重されたそうです。
補助光なしでも、この透明感!
左右約19ミリほどあります。バーマイトの多くは、おおむねこのくらいか、あるいはもう少し小さいサイズに収まります。また、平たい円盤状の形をしているのも特徴です。
100円玉との比較写真です。透明度の高いバーマイトの中でも、ひときわクリアな個体です。ぜひ高倍率のルーペで、羽虫を探してみてください。
価格:
商品ID:ot4197
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Myanmar
サイズ:1.9cm×1.1cm×厚0.4cm
商品説明:バーマイトの中でも、ひときわクリアな個体!翅脈までしっかり保存された羽虫が潜む、約1億年前の琥珀「バーマイト(Burmite)」
この商品は売却済みです。
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