こちらは、立派な虫を内包したミャンマー産の琥珀です。ミャンマーの旧国名「ビルマ」にちなみ、ビルマ琥珀、あるいは英語読みでバーマイト(Burmite)とも呼ばれます。バーマイトの形成年代は約1億年前ともされ、非常に古い時代に形成されたものです。内部には多種多様なインクルージョン(内包物)を含むことでも知られており、本個体では翅脈まで明瞭に保存された羽虫が確認できます。
補助光を背後から照らしながら撮影しました。冒頭の虫がシルエットとなり、くっきりと浮かび上がっています。
補助光なしでも、十分に観察可能です。
一般に、琥珀に内包される虫は小型のものが多いですが、こちらの個体はその中では比較的大きめです。ご覧のとおり、網目状の翅脈が明瞭に保存されており、太く立派な胴体も印象的です。
あまりにも翅脈の保存状態が良好だったため、アップで撮影してみました。
左右約18ミリほどのサイズがあります。この虫は肉眼でも観察できますが、ぜひ高倍率のルーペでじっくりご覧いただくことをおすすめします。
ルーペの選定方法については詳しくは「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。
100円玉との比較写真です。恐竜が大地を踏みしめていた時代に形成された、ロマンあふれる琥珀です。
価格:
商品ID:ot4196
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Myanmar
サイズ:1.8cm×1.1cm×厚0.3cm
商品説明:翅脈までハッキリ!肉眼でも確認できる虫を内包したバーマイト(Burmite)
この商品は売却済みです。
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