こちらはカリブ海の浮かぶ島国、ドミニカで発見された虫を内包した琥珀です。内部に肉眼ではっきりと確認できる黒い影を内包しています。こちらは虫であることは間違いないと思われますが、種類までははっきりしません。形からクモが第一候補にあがりますが、足の数が足りません。もちろん堆積時に欠損した可能性はありますが・・・。側に翅脈が備わった羽があるため、羽アリの可能性もありますが、頭部付近の触角を見つけられず、これもはっきりと断言できません。
およそ12ミリの琥珀に、肉眼で確認できるほどの大きな黒い影があります。ドミニカ産の琥珀はバルト海産の琥珀に比べると、虫が見つかりにくく、またこれほどはっきりと影を確認できるのは珍しいです。
特有のやや赤みを帯びた色合い。こうして肉眼でも黒い影を確認できます。
十分な透明度があるため、後方よりライトがあたるとご覧のように煌々と輝き、黒い影が鮮明に浮かび上がります。
皆さまは、こちらの虫の種類はいったい何だと思われますか?
左右12ミリ。ドミニカ産の琥珀は、小説や映画で有名な「ジュラシック・パーク(初代)」に登場します。この作品では、恐竜の血を吸った蚊が琥珀に包まれていたとされています。現実には、それが恐竜時代の琥珀ではなく、またDNAを抽出することも技術的に難しいため、実際には実現が難しいとされています。それでもなお、琥珀はいつでも私たちにロマンを感じさせてくれる存在ですね。関連コラム”映画「ジュラシック・ワールド」のように足らない部分のDNAを加えて、新種の恐竜を生み出すことは可能なのか?”も合わせて御覧ください。
100円玉との比較。大きな黒い影を内包したドミニカ産の琥珀です。
価格:
商品ID:ot3449
時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)
産地:Dominica
サイズ:1.2cm×0.8cm×厚0.5cm
商品説明:琥珀はロマンのかたまり!クモか羽アリか!?大きな黒い影を内包したドミニカ産の琥珀(Amber)
この商品は売却済みです。
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