こちらは、マダガスカル南西部で発見された、ペリスフィンクテスの上質な化石です。マダガスカル産のペリスフィンクテスは、この独特の乳白色で知られています。こちらの標本は、加工箇所がほとんどない自然な状態の標本です。マダガスカル産のペリスフィンクテスは、肋(ろく)部分にバリ取り加工が施されることが多いため、こうしたナチュラルな標本は実はかなり珍しいのです。
ペリスフィンクテスといえば、この整然とした細かく密な肋(ろく)の並びが特徴です。
また、開口部がさほど膨らまないのも特徴の一つです。そのため、自然と扁平な形になります。
少し色が濃い部分は、最外殻が剥がれた部分です。
マダガスカルは世界的に有名な化石の宝庫です。古くからアンモナイトの研究が行われ、北西部のマハジャンガ地方から南西部にかけて、多くのアンモナイトが記載されています。特に、クレオニセラスとペリスフィンクテスはよく知られています。
詳しくはコラム「化石の宝庫、マダガスカル島の産地紹介」を御覧ください。
ほぼ真っ白に近い部分が最外殻で、その下の層はクリーム色、さらにその下の層は褐色になります。
全体の輪郭、フォルムともに、非常に美しい個体です。
裏面にも、かなり広い範囲で最外殻が保存されています。
側面から撮影しました。開口部があまり膨らまないのは、ペリスフィンクテスの特徴の一つです。全体的に扁平な印象を受けます。特に、白亜紀の地層から採集されるクレオニセラスなどと比較すると、その違いは顕著です。
直径最大部9センチほどあります。なかなか立派な標本です。
100円玉との比較。付属スタンドを用いて立てて展示することもできます。展示時にライティングを工夫すると、より見栄えがします。ぜひお試しください。
価格:¥8,900
商品ID:an2588
時代:中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前)
産地:Madagascar
サイズ:直径9cm 厚2.5cm
商品説明:いかにも典型的、マダガスカル南西部ジュラ紀の地層から採集された、「無加工」のペリスフィンクテス(Perisphinctes)の化石
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