

こちらは、白亜紀の北アフリカに生息していた、水辺の王者、恐竜スピノサウルスの歯化石です。

スピノサウルスは、約1億年前、海と河川の境界、デルタに棲んでいたと言われています。以前まで、陸生恐竜だと思われていましたが、近年の研究で、水陸両生だと分かってきました。現生のワニのような生態だったと推定されています。

その歯の形は、たけのこのような円錐状をしています。主に、魚類を捕食したと考えられており、素早く動く魚を捉えやすいような形をしています。歯の形から、食べていたものが推測できると言われています。詳しくはコラム「恐竜の歯化石から、何を食べていたか分かる!?」をご覧ください。

茶色の濃い部分は、エナメル質が残存した部分です。エナメル質とは歯冠(歯茎の上に露出していた部分)を包む硬い膜で、比較的化石として残りやすい部分でもあります。詳しくはコラム「歯根と歯冠とは? 恐竜の歯を学ぼう」をご覧ください。

全体形状が保存されており、特徴的な縦の線も見られます。

根本の断面はほぼ真円です。どの方向からの圧力も均等に耐えられる構造になっています。

ロングカーブ(長辺)計測で約37ミリです。

100円硬貨との比較写真です。映画『ジュラシック・パーク』第3作で世に知れ渡った恐竜、スピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石。映画の印象的なシーンを思い浮かべながらご覧いただくのもおすすめです。


価格:
商品ID:di1781
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Morocco
サイズ:ロングカーブ計測3.7cm
商品説明:映画『ジュラシック・パーク』第3作で一躍有名になった恐竜、スピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石
この商品は売却済みです。
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