

こちらは、ロシア西部・ベルゴロド州にあるStary Oskolの、白亜紀(上部アルビアン期からセノマニアン期)にかけての、海成層から発見された、首長竜プリオサウルス類(Pliosauroidea)の歯化石です。
極めて上質で、滅多に、ご紹介できない、コレクショングレードの標本です。プリオサウルス類の歯化石をお探しの方はぜひこの機会をお見逃しなく!
コレクターには様々なタイプがあります。広く浅くタイプ、深堀りタイプ、希少性重視タイプ、特定属収集タイプ、特定時代収集タイプなどなど、挙げればきりがありません。
その中の一つに、「海生爬虫類特化タイプ」があります。中生代に大繁栄した首長竜の仲間や、モササウルス類などを中心に、古代の巨大な海生爬虫類の化石を収集する人たちです。現代の海生爬虫類といえば、ウミガメやウミヘビなど、決して海の支配者とまでは言えない存在ですが、中生代は違います。まさに、海中の王者として君臨していました。
その、海生爬虫類専門コレクターにとって、特別な存在が、このプリオサウルス類の化石でしょう。首長竜、プレシオサウルス目に分類されてはいるものの、一般に想像される首長竜とは明らかに異なる姿をしています。首長竜の仲間でありながら、分類名に反して首が短く、そして、体に占める頭部の割合が非常に大きい生物です。その姿は、まるで恐竜が海の中を泳いでいるような異様な姿。まさに、古代のモンスターといった風貌で、コレクターのロマンを掻き立てる存在といえるでしょう。
しかも、一般的な首長竜(首が長いタイプ)と比較すると、採集量が非常に少なく、コレクション価値の高いものです。

しかもこの歯化石の保存状態は、まさに「極上」。産地であるロシアのオスコルからは確かに上質の歯化石が発見されますが、これは、明らかに特別な存在。歯冠には非常に美しい縦線が保存されており、色の薄い歯根も、見事な状態で維持されています。

歯根は根本まで欠けることなく保存されており、多孔質の構造まで明瞭に見られます。歯根のこの多孔質構造は、いろいろな生物で見られ、強大な咬合力によって、歯根にかかる圧力を軽減する効果があったのではないかと推察されます。

一般的な首長竜、たとえばプレシオサウルスなどと比べると、明らかに形状の違いが認められます。プレシオサウルスの歯化石はより細く、先端にかけて強い湾曲が見られますが、プリオサウルス類の歯化石は太く、明瞭な円錐形を示します。先端にかけてのカーブも控えめです。

どの角度からみても、「パーフェクト」と申し上げて良い状態です。

海生爬虫類ファンなら、見逃せない、極めて希少な逸品です。

ロングカーブ(長辺)計測で約55ミリです。

100円硬貨との比較写真です。海生爬虫類専門コレクターなら、この価値をご存知でしょう。ぜひこの機会に収集くださいませ。

プリオサウルス類の復元イラストです。


価格:
商品ID:di1765
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Stary Oskol, Russia
サイズ:ロングカーブ計測5.5cm
商品説明:海生爬虫類コレクター垂涎のアイテム!首が「短い」首長竜、ロシア・オスコル産、プリオサウルス類(Pliosauroidea)の極上歯化石
この商品は売却済みです。
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