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プリオサウルス類

ジュラ紀初期〜白亜紀にかけて海で繁栄した、短い首と巨大な頭が特徴の海生爬虫類。プレシオサウルス類の一系統で、いわゆる「首長竜」の仲間ですが、こちらは“首短竜”タイプです。古い時代のものは、三畳紀末にさかのぼる可能性も指摘されています。

とにかくアゴがスゴい

プリオサウルス類の多くは、

ワニのような長くて太い顎 × 三角錐の強靭な歯

という、捕食に特化した構造を持っていました。

現生生物でいうと、海で大型獲物を狙うシャチのようなポジション。一部の巨大種では、1トン近い咬合力があったと推定する研究もあり、当時の海で遭遇したくない生き物筆頭クラスです。

短い首に巨大な頭、その理由

首を短く強固にすることで

水中での“ねじれ”に強い
急加速しやすい
左右の旋回運動が速い
推進効率が高い

といったメリットが生まれます。

典型的なプレシオサウルスの「長い首で小魚を追う」スタイルとは異なり、プリオサウルス類は 大型獲物に特化した“アタッカー型”の進化 を遂げたグループと考えられています。

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