

こちらは非常に美麗なスピノサウルスの歯化石です。鋭い先端までよく保存された、上質な標本です。

歯冠の中腹までエナメル質がよく保存されており、美しい艶が見られます。

上部の濃いブラウンの部分が「歯冠」と呼ばれ、歯茎の上に露出していた部分です。その下のやや薄い色の部分は、顎骨と接していた「歯根」にあたります。詳しくはコラム「歯根と歯冠とは? 恐竜の歯を学ぼう」を御覧ください。

本標本は、特に歯冠の保存状態が良好で、特徴的な縦線(ストリエーション)が見事に残されています。

スピノサウルスは、約1億年前の北アフリカに生息していた極めて巨大な獣脚類恐竜で、主に水辺で暮らしていたと考えられています。魚食性で、このような鋭い歯を使って獲物を突き刺し、捕食していたと推測されています。
本標本は、一般的なスピノサウルスの歯化石ではあまり見られないほど、エナメル質の保存状態が極めて良好で、欠損のない美しいフォルムを保っています。

どの角度から見ても良好なコンディションを保っており、まさにコレクショングレードの標本です。

歯には稜線が見られますが、セレーション(ギザギザ状の鋸歯)は存在しません。これは、スピノサウルスの歯が「切る」よりも「突き刺す」ことに特化して進化したためと考えられています。

ここまで上等な保存状態を保つ歯化石は、めったにありません。

根本周りを撮影しました。根元の周囲は約55ミリあります。

長い方のカーブ(ロングカーブ)に沿って約71ミリある、長い歯化石です。

100円硬貨との比較写真です。エナメル質の保存状態、サイズ、フォルムすべてが高水準にまとまった、美麗なスピノサウルスの歯化石です。


価格:
商品ID:di1754
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Morocco
サイズ:ロングカーブ計測7.1cm 周長5.5cm
商品説明:保存状態・サイズ・フォルムすべてが高水準にまとまった、コレクショングレードのスピノサウルス(Spinosaurus)の美麗歯
この商品は売却済みです。
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