こちらはモロッコのデボン紀の地層より採集された三葉虫、キファスピス・ワルテリ(Cyphaspis walteri)です。こちらら一般的なキファスピスとは異なる希少な標本です。頭鞍部から2本の角が伸びているのがお分かりでしょうか。この2本の角をもってして、ワルテリには、「デビルズホーン(Devil's horn)」という二つ名が付けられています。コレクターの間では、その希少性から高値で取引される、価値あるコレクティブアイテムです。
この標本の素晴らしいところは多数ありますが、まず、全形が美しくクリーニングされている点にご注目ください。頭鞍部から左右に伸びる一対のトゲ、いわゆるgenal spineをはじめとして、体節部を中央から後方に長く伸びているトゲなど、キファスピス・ワルテリの魅力を余すとこなく、表現されている見事な逸品です。
頭鞍部から斜め上方に突き出した2つのトゲ。デビルズホーン(悪魔の角)の愛称にふさわしい迫力があります。
デビルズホーンを撮影。眼も飛び出しています。
この象徴的なトゲを御覧ください。他のキファスピスには見られない、ユニークなホーンです。
キファスピスはトゲトゲしい三葉虫のなかでも、コレクターからとりわけ人気を博している属です。全身から無数のトゲが伸びているのではなく、太く長い数本のトゲが誇らしげに伸びている姿は実に印象的です。
母岩とのバランスも最高。コレクティブアイテムとして仕上げたい、というプリパレーターの強い意志が感じられる標本(作品)ですね。母岩の裏面には展示したときに傾かないよう工夫がされているほどです。
本体カーブ計測45ミリ。キファスピスは決して大きな三葉虫ではありません。アベレージサイズかやや大きい個体です。
大きなトゲに目を奪われれがちですが、表面には多数の凹凸があります。これもキファスピスの特徴の一つ。
100円玉登の比較。人気の三葉虫、キファスピスの希少種「デビルズホーン」の上質化石です。三葉虫のヘビーコレクターに贈る逸品であります。
価格:
商品ID:tr933
時代:古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)
産地:Atlas Mountains, Morocco
サイズ:本体カーブ計測4.5cm 母岩含め全体5.7cm×4.9cm×高3.2cm
商品説明:三葉虫のヘビーコレクター必見!キファスピスの希少種「デビルズホーン」が登場!キファスピス・ワルテリ(Cyphaspis walteri)
この商品は売却済みです。
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