ロシア産のアサフスのスターといえば、コワレフスキー!2本の大きな目に心を奪われてしまった人も少なくないはず。こちらはそのコワレフスキーの厳選標本です。
目の長さ21ミリ。コワレフスキーのなかでも、特に目の長い個体です。ロングアイのニックネームにふさわしい標本です。
化石となっても、何かを探すような印象的な目をしています。厳選したのは目だけではありません。この体節を御覧ください。
体節のアップ。ぜひ粗捜しをしてみてください。ヘビーコレクターの厳しい目線で見ても、なかなか粗が見つからない。高い技術で丁寧なクリーニングが施されています。体節と体節の小さな隙間まで均等にくり抜かれています。
コワレフスキーの尾板は厚みがない代わりに幅広で尖っていません。同じアサフスでも、それぞれの部位に微妙な違いがあります。そういった見過ごされそうな部位にも丁寧にクリーニングが施されているかどうかで質の高さを測ることができます。
目がなんとも印象的な個体です。かなりリラックスしたポーズに見えます。頭部の自由頬の上側の重なりの保存状態の良さが横から見るとよく分かります。このあたりジャムっている標本が少なくないため、ポイントアップです。
伸びたポーズだけに目が目立ちます。コワレフスキーはダンゴムシのようなフルの防御体制をとっている個体はほとんど見たことがありません。身を守らない代わりに、泥底に潜んで、この長い目を出し、辺りをうかがっていた”慎重派”だったのかもしれませんね。この目はいわば潜水艦の潜望鏡のような役割だったのかもしれません。
リラックスポーズではありますが、右縁がやや収縮を開始しした感じがしないでもありません。躍動感を感じます。
体節の複雑な重なりに御覧ください。右サイドを中心にご覧いただきました。次は逆サイドです。
左サイドも右に負けず劣らず大変上質です。
コワレフスキーはアサフスのなかではやや幅広な部類で、繊細な目を抜けば、力強い印象も併せ持っています。それほど厚みはなく、泥底に潜るのには適しているようなみえます。
個人的に目が強調される好みの一枚。何か物言いたげな。愛嬌さえ感じます。
肉眼で近づいた見たときは、こんな感じに見えます。
100円玉との比較。第一印象で一目惚れし、見れば見るほど好きになる、そんなタイプの逸品です。人気種コワフレスキーの上質標本です。
価格:
商品ID:tr720
時代:古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前)
産地:Volkhov river, St. Petersburg , Russia
サイズ:本体カーブ計測7.5cm / 母岩含め全体10.6cm×8.2cm×高4.5cm
商品説明:ロシア産アサフスの王様といえばコワレフスキー。21ミリに達す長い目、際立つディフィニションを有するこだわりの厳選品。
この商品は売却済みです。
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