イモムシのような見た目が可愛らしい三葉虫、トリメルス・デルフィノセラファルス(Trimerus delphinocephalus)です。
この三葉虫は化石コレクターにおなじみの、ウミサソリのユーリプテルスや三葉虫のダルマニテス、アークティオヌルスなどを産出する地層、米国ニューヨーク州に位置するロチェスター頁岩層から採集されます。
セグメントの数の多さと丸みが目を引く独特のフォルムをしています。
セファロンは小さく、目は前方に突き出ています。
最大の特徴はこのセグメント。数が多く中央の鈍角をなす広いリッジ部が特徴です。
尾板の一部が欠損しています。
様々な三葉虫を収集しているコレクターでも、あまり見かけたことのない属種でしょう。
斜め下からの一枚。イモムシのような丸みを帯びています。
ちなみに、このトリメルスの産地はナイアガラ半島です。北には五大湖の一つ、カナダのオンタリオ湖があり、南には米国ニューヨーク州のエリー湖があります。エリー湖からオンタリオ湖に流れ込むナイアガラ川の中途には、あの有名なナイアガラ大瀑布があります。
100円玉との比較。カナダ、アメリカの国境付近のロチェスター地層で採集された、イモムシのような可愛らしい三葉虫、トリメルス・デルフィノセラファルス(Trimerus delphinocephalus)です。
価格:
商品ID:tr651
時代:古生代シルル紀(4億4600万 -- 4億1000万年前)
産地:Rochester Shale, New York, U.S.A.
サイズ:本体4.9cm×2.2cm 母岩含め全体9.9cm×9.4cm×厚1.5cm
商品説明:あのナイアガラの大瀑布の近辺で採集された、芋虫のような三葉虫トリメルス・デルフィノセラファルス(Trimerus delphinocephalus)
この商品は売却済みです。
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