こちらは目のない三葉虫として知られるコノコリフェのパーフェクト標本です。
本体55ミリほどあり、コノコリフェとして立派なサイズです。
手のひらとの比較。コノコリフェとしては目を引くサイズであることがお分かりいただけることでしょう。
こちらは裏面です。
コノコリフェは三葉虫の特徴的な部位である目がないことから、アイレス三葉虫と言われることがあります。
体節は整然としており圧縮、せん断等、見受けられません。非常に良い状態です。
コノコリフェはおよそ5億年前のカンブリア紀に棲息していた非常に古い三葉虫です。
初期の三葉虫らしくシンプルで平板なフォルムをしています。この時代には将来、まだ天敵となる魚類がいませんでした。天敵といえばアノマロカリス等の節足動物くらいで、三葉虫にとっては比較的過ごしやすい時代だったと言えるでしょう。
そうした緩やかな環境のせいか、視覚を発達させなくともサバイブできたのかもしれません。とはいえ、この時代の三葉虫の多くは目を有しており、コノコリフェが異質な存在だったのは間違いありません。
ミドルセクションのきれいな体節。
尾部まで失われることなく保存されています。
100円玉との比較。コノコリフェとしてはかなりのビッグサイズであることがお分かりいただけるでしょう。保存状態を加味すると、コレクション価値の高い標本です。
価格:
商品ID:tr642
時代:古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前)
産地:Czech Republic
サイズ:本体直線距離5.5cm 母岩含め全体8.9cm×6.6cm×厚2.7cm
商品説明:Jince Formation。マニアックながら印象的。目のない三葉虫、コノコリフェ(Conocoryphe sulzeri)のパーフェクト標本。チェコ産。
この商品は売却済みです。
このウィンドウを閉じる