こちらは原始的な三葉虫の一つ、エリプソセファルス・ホッフィ(Ellipsocephalus hoffi)です。ホッフィは東欧、チェコ共和国で採集されます。首都プラハから南西に約40kmほどの位置にあるインツェ(Jince)からは、他の地域ではあまり見られない三葉虫が発見されます。
エリプソセファルス・ホッフィはカンブリア紀の地層から発見されます。長い三葉虫の歴史の中でも最初期の三葉虫の一つと言って良いでしょう。ご覧の通り、極めて原始的でシンプルな形状をしています。
ホッフィは、ご覧のように、まとまって発見されることの多い三葉虫です。また、他の三葉虫との大きな違いとして、眼を持たないことが挙げられます。カンブリア紀には、まれに、アイレス(眼を持たない)三葉虫が存在していました。
こちらには、ネガティブサイド(殻の裏側)の部分化石が見られます。
25センチの母岩に、少なくとも15体のホッフィが同居しています。
完品はこのような姿です。なんともシンプルな形状ですね。三葉虫の始祖のような存在と言えるかもしれません。
ホッフィの母岩の多くはこのような褐色を呈します。
最も厚い部分は28ミリあります。十分な厚みがありますね。最も大きな個体は26ミリほどです。
母岩の最大部は25センチで、大きな個体と小さい個体が混在しています。
100円玉との比較。ライティングを工夫することで、平坦なホッフィに陰影が付き、より印象的な展示が可能です。
価格:
商品ID:tr1245
時代:古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前)
産地:Jince formation, Mount Konicek, Jince, Czech Republic
サイズ:本体最大直径2.6cm 母岩含め全体25.8cm×10.3cm×厚2.8cm
商品説明:15体!最も原始的な三葉虫の一つ、チェコ・インツェ産のアイレス三葉虫、エリプソセファルス・ホッフィ(Ellipsocephalus hoffi)の群集化石
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