こちらは、マニアックな三葉虫コレクターだけがほくそ笑みそうな標本、キクロピゲです。非常に珍しい三葉虫です。
キクロピゲ・・・。名前が短すぎんか、と呟いてしまいました。このキクロピゲですが、一般的な三葉虫が海底を這っていたのに対し、なんと海中を浮遊していたというのです。いつの時代にもクレイジーマインドを持ったものがいるものですが、キクロピゲはまさに変わり者であります。
この朴訥とした見た目からは想像できないほどの変わり種です。キクロピゲが化石として見つかりにくいのは、遺骸が海中に埋もれることが少なかったためと考えられています。こうして立体的な化石が発見、採集されることは実にまれなのです。
中央のメインの標本以外にいくつかの部分化石が見られます。海を漂い流れが淀んだ場所に堆積したのでしょう。
キクロピゲは眼が横に付いています。海底に張り付いていなかったので、上を見つめる必要がなかったのでしょう。
側面からみると、部分化石が多数散見されます。
本体18ミリ、母岩含め81ミリです。
100円玉との比較。三葉虫界のドリフターズ(流れ者)、キクロピゲのマルチプレート化石です。
価格:
商品ID:tr1091
時代:古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前)
産地:Morocco
サイズ:本体直線距離1.8cm 母岩含め全体8.1cm×6.3cm×厚3.8cm
商品説明:三葉虫界のドリフターズ(流れ者)、キクロピゲ(Cyclopyge)のマルチプレート化石
この商品は売却済みです。
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