こちらは本体直線計測で10センチを超える、極めて巨大なメギスタスピスです。メギスタスピスは以前、メガラスピスと呼ばれていましたので長く三葉虫コレクションを続けている人であれば、そちらの呼び名のほうが馴染み深いかもしれません。いずれにいたしましても、ロシア産のメギスタスピスは三葉虫コレクター垂涎の標本です。こちらの個体は、サンクトペテルブルク古生物学研究所でクリーニングが施された一級品です。
こちらの標本の特徴は、頬棘が浮いていて、なかば3Dクリーニングに近い仕上がりが施されている点です。頭鞍部と尾板は大きな母岩で支えられているので、強度は申し分ありません。
メギスタスピスは全体に占める頭鞍部の割合が大きい三葉虫です。こちらの個体は10センチを超える大物ですが、頭鞍部の迫力は特筆すべきものがあります。左右の頬棘が浮いており、芸術的な味わいも併せ持っています。
左右対称で実に美しい逸品です。今やマーケットを見回してもロシア産の巨大なメギスタスピスは存在しません。入手できる機会は限られています。まして、一級のクリーニングが施された標本となれば、コレクション価値は測り知れません。
メギスタスピスの尾先は針とまではいかないものの尖っています。
ご覧のように実に印象的な標本です。しばらく見とれてしまうほどです。
近づいてご覧いただきましょう。尾部からミドルセクション、そして頭鞍部まで流れるような美しいフォルムをしています。欠損した箇所はなく、パーフェクトと申し上げて良いでしょう。
ミドルセクションは3Dクリーニングと言って良い状態です。
頭鞍部と体節の深い溝。
ロシア産のメギスタスピスは非常に個体数が少ない。めったに入手できません。
震えつつ慎重に手のひらで保持。
浮かし彫りが施された頬棘。
さらにアップで撮影。
左側の頬棘も浮いています。メギスタスピスをこのようにクリーニングした標本を見たことがありません。サンクトペテルブルク古生物学研究所の意欲的なクリーニングです。
母岩と合わせて18センチ強。
100円玉との比較。10センチ超えの巨大なロシア産のメギスタスピスの標本です。サンクトペテルブルク古生物学研究所の作品です。
価格:
商品ID:tr1086
時代:古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前)
産地:Volkhov River, Saint Petersburg Region
サイズ:本体直線距離10.6cm 母岩含め全体18.1cm×8.6cm×高5cm
商品説明:サンクトペテルブルク古生物学研究所が手掛けた一級作品、三葉虫、メギスタスピス・ラティカウダータ(Megistaspis laticaudata)のビッグサイズ標本
この商品は売却済みです。
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