こちらは、オトドゥス・オブリークスという名前の絶滅古代鮫の歯化石です。左右の副歯も保存された上質の標本です。
海由来の生物の化石は陸上生物のそれよりも、上質な保存状態を保ったものが多いです。風化しにくく、酸素が届きにくい深海に埋没することで、腐食が進みにくいケースが多いと考えられます。
歯根(しこん)付近の皺まで保存されています。
オトドゥスはおよそ6000万年前から4500万年前頃、世界中の海で繁栄した極めて大型の肉食ザメで、あのメガロドンの祖先とも言われています。
6600万年前にユカタン半島に隕石が落下したことに端を発する世界的な生物の大絶滅によって、それまで支配的な捕食者として君臨していた大型の海生爬虫類が姿を消し、そのニッチに飛び込んだのが、これら大型のサメでした。サメの仲間の優位は現世でも続いていますね。
100円玉との比較。
両面ともに非常に保存状態の良い歯化石です。
価格:
商品ID:sh199
時代:新生代(6600万年前 -- 現在)
産地:Morocco
サイズ:長い辺に沿って4.9cm 厚0.8cm
商品説明:当時の海の支配的捕食者、肉食ザメ、オトドゥス・オブリークスの歯化石
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