こちらは史上最大級の肉食ザメ、メガロドン(Megalodon)の歯化石です。メガロドンはおよそ2300万年前から150万年前まで棲息していました。
非常に美しい、シャープな歯形。
左右のギザギザの部分、通称、セレーションを御覧ください。メガロドンは軟骨魚類であるため、体全体の骨は化石として保存されません。一方で、歯が化石として保存されるため、体長は歯の大きさから推定されたものです。それによれば、最大で少なくとも10メートル以上、一説によれば20メートル近くまで成長したと考えられています。現世のホホジロザメと遠縁と言われていますが、体の大きさは比較になりません。ジンベイザメなみのサイズがあります。メガロドンは現世のホホジロザメと遠縁であると申しましたが、その密接な関係は学名にも現れています。メガロドンは、Carcharodon megalodon、ホホジロザメはCarcharodon carchariasとなります。同じ属に分類されているというわけです。これには異論もあり、今後、変化する可能性は大いにあります。
この鋭い歯でメガロドンは一体何を捕食していたのか。メガロドンが棲息していた時代は現世より温暖で、エサとなるクジラが多くいました。一時期、巨大なマッコウクジラのリビアタンと共生していた時代もありましたが、ほぼ全時代を通じて、メガロドンは食物連鎖の頂点に君臨し、クジラを狩り続けました。
あらゆる生物を通じて、メガロドンの歯化石は最も大きい部類であると断言して良いでしょう。その噛む力も桁外れで、なんと少なく見積もっても10トンはあったのではないかと考えられています。あのティラノサウルス・レックスの交合力が3トンであることを考えると、いかに恐ろしい噛み力であるか、分かりますね。
メガロドンの歯によると思しき噛み痕がが古代のクジラの化石のなかから発見されていることをご存知でしょうか。その痕はクジラや胸郭や脊柱にまで達していたそうです。
両面ともに保存状態は大変良好です。
メガロドンの歯化石としてはアベレージサイズかやや大きいくらいでしょう。保存状態は格別です。
100円玉との比較。見事な保存状態を維持したメガロドンの良形歯化石です。
価格:
商品ID:sh197
時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)
産地:U.S.A.
サイズ:長いほうの辺に沿って9.6cm 厚1.8cm
商品説明:見事な保存状態を維持したメガロドン(Carcharodon megalodon)の良形歯化石
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