こちらはミャンマー産の琥珀、バーマイトです。ミャンマーのかつての名前であるビルマから来ており、ビルマイトとも呼ばれますが、発音の違いでバーマイトとも言います。"Burma"の発音は「バーマ」に近いので、バーマイトと呼ぶ方が自然かもしれませんね。こちらの標本には、「シミ」と思しき虫が内包されています。
シミは現世にも棲息し、銀色に見えることから、英語では"silverfish"(シルバーフィッシュ)とも呼ばれます。日本語では「紙魚」と書かれます。シミは直射日光に弱いため、比較的ジメジメとした暗い場所に棲息しています。寿命は5年以上と、虫としては比較的長寿のようです。紙などを食べるため、古書の中に潜んでいることがあります。バーマイトは非常に古い琥珀であることから、シミの仲間が昔から棲息していたことが分かりますね。
琥珀はもともと針葉樹の樹液が化石化したものです。樹液に取り込まれた虫は、より強固な樹脂となった琥珀内部に取り込まれ、酸化や風化など外部環境から守られます。その結果、通常では考えられないほど上質な保存状態が維持されることになります。この特性から、琥珀は「古代からのタイムカプセル」と呼ばれることもありますね。
長い尾を持っています。
肉眼でもご覧いただけます。
十分な透明度があり、バックライトを浴びせると、シミがシルエットとなって浮かび上がります。
約2センチほどあります。
100円玉との比較。昆虫、シミを内包した白亜紀の琥珀、バーマイトです。
価格:
商品ID:ot3696
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Myanmar
サイズ:2cm×1.1cm×厚0.2cm
商品説明:現世でも見られる昆虫、シミを内包した白亜紀の琥珀、バーマイト(Burmite)
この商品は売却済みです。
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