こちらはカンブリアモンスターの一つ、レアンコイリア(Leanchoilia)です。カンブリア紀は生物の多様化が急速に進んだ時代で、多くのユニークで奇っ怪な生物が登場しました。現世の生物とは似ても似つかない姿をした生物も多数いるため、しばしば、「カンブリアモンスター」と呼ばれます。
カンブリアモンスターの化石が発見される地域といえば、カナダ・ブリティッシュコロンビア州のバージェス頁岩を思い浮かべる人が多いでしょう。また、それと同じくらい有名なのが、中国雲南省チェンジャンですね。こちらの化石はチェンジャン産です。
粘土鉱物を含む非常にきめ細かい岩質です。
レアンコイリアは数センチ前後の小型の節足動物で、体は細長く、いくつかの体節に分かれていました。各体節には、付属肢があり、移動や獲物を捕食するのに使われたと考えられています。こちらの標本でも体節がしっかりと確認できますね。約5億年前という極めて古い時代の標本であることを考えると、素晴らしい保存状態と言えるでしょう。
裏面です。何層にも重なっていることがお分かりでしょう。
側面から撮影。チェンジャン産の化石は、このように非常にきめ細かい岩質をしています。レアンコイリアは主に海底に棲息していたと考えられています。母岩も、まるで海底の砂のような味わいがありますね。
母岩5センチ弱、本体9ミリほどあります。
価格:
商品ID:ot3688
時代:古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前)
産地:中国雲南省
サイズ:本体直線距離0.9cm 母岩含め全体4.9cm×4.5cm×厚1.8cm
商品説明:出た、カンブリアモンスター!カンブリア紀に現れた奇々怪々な生物の一つ、チェンジャン生物群、レアンコイリア(Leanchoilia)の上質化石
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