こちらはブラジル・セアラ州で発見された白亜紀の古代魚のノジュール化石です。ノジュールとは遺骸の周りに炭酸カルシウムが集積し、丸いボールのようになった標本を指します。外環境の影響を受けにくく、良好な保存状態を維持できるとされています。
ご覧のように、頭部から尾部まで完全に保存されています。
頭部のエラまで原型をとどめています。
脊椎も見事に保存されています。
尾びれのセクションもご覧の通り!
ノジュールは2つに分かれますが、このように本体の裏側が保存されたピースを”ネガティブ”と言います。
ただ、一方的にポジティブとネガティブに分離するわけではなく、部分的に、分かれているケースがほとんどです。
鱗まで保存されている点は、ノジュールの効果と言えます。ブラジル・サンタナフォーメーションは白亜紀の汽水域の生物の化石が保存されていることで有名です。魚だけでなく、昆虫や爬虫類、恐竜などの化石も発見されるとされていますが、一般マーケットで見られるのは、主に魚です。現在では、ブラジル国外に輸出されていないため、取引ができるのは、過去に日本国内に入った標本のみになります。
背びれのセクションです。
尻ビレと尾びれのセクション。各ヒレがほぼ完全に保存されている点にご注目ください。
ポジティブとネガティブを合わせたところ。もともとはこのような卵のような形をしていました。ハンマー等で叩いて割ると二方に分かれます。見た目からマッドボールと呼ばれることもあります。
ノジュール左右29センチ、本体25センチです。全身が保存された立派な標本です。
価格:
商品ID:ot3678
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Ceara, Brazil
サイズ:本体25cm 母岩含め全体29cm×11.9cm×厚7.8cm
商品説明:ネガ、ポジ両方揃っています!恐竜時代の河川(汽水域)を遊泳したブラジル産の古代魚の化石
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