こちらはミャンマー産の古き琥珀、バーマイトです。琥珀とは針葉樹の樹液が化石化したもので、少なくとも数百何万年が経過していますが、バーマイトは群を抜いて古いことで知られています。なんと約1億年以上前の針葉樹の樹液が起源と言われています。バーマイトの存在は19世紀から知られていましたが、近年、ロンドン自然史博物館の研究により、白亜紀の琥珀であることが判明しました。こちらの個体にはご覧のように羽虫が内包されています。こうしたインクルージョンもその時代の標本の可能性があるのです。
通常、古い琥珀は透明度が失われますが、バーマイトは黄色からオレンジ似輝き、クリアで、内部のインクルージョンが美しく見えます。
また十分な硬度があります。ただし琥珀全般、熱に弱いため、補完の際にはお気をつけください。
内部にはさまざまなインクルージョンが含まれています。こちらには頭部から伸びた触角さえも保存されています。
こちらは脚ですね。
まるでクリアなアクリルケースのなかに包まれているようです。琥珀は、まさに天然のアクリルケースのような存在で、日光や酸からインクルージョンを守ります。その特性から「古代からのタイムカプセル」などと呼ばれることもあります。その時代の環境を知る上での重要な資料でもあります。
ぜひ高倍率のルーペを用いてご覧ください。
バーマイトには様々な形をした標本がありますが、このような丸い球状をしたものが多いです。典型的なバーマイトと言えます。
左右12ミリほどあります。
100円玉との比較。琥珀コレクター垂涎のアイテム、約1億年前に起源を持つ、古き琥珀、バーマイト(Berimite)です。
価格:
商品ID:ot3673
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Myanmar
サイズ:1.2cm×0.9cm×厚0.4cm
商品説明:琥珀コレクター垂涎のアイテム、約1億年前に起源を持つ、古き琥珀、バーマイト(Burmite)
この商品は売却済みです。
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