こちらは巨大化することで知られているフランス産の巻き貝、カンパニーレ・ギガンテウム(Campanile giganteum)です。種小名からも、巨大な種であることが伝わってきますね。実際、こちらの個体は23センチ以上ある、本当に立派な標本です。
しかも、非常に大きな個体が一つの母岩に同居しています。カンパニーレ・ギガンテウムはカンパニリ科に属する海棲の巻き貝で、始新世(約5600万年前から3390万年前)の地層から発見されます。化石種のみで現世種は存在しません。こちらの化石は、フランスのパリ盆地から発見された標本です。
非常に美しい白色を呈します。
カンパニーレ属はすべて絶滅していますが、主にテチス海で繁栄しました。テチス海は中生代と新生代中期にかけて存在していた先史時代の海で、現在の地中海などが含まれます。ギガンテウムはその中でもっとも大きくなる種です。
こちらには別の貝の化石も見られます。表面には特有のパターンが保存されています。
先端まで完全な状態で保存されています。
ご覧のように保存状態は申し分ありません。
先端から開口部まですべて保存されています。
裏面です。母岩含め、左右39センチほどあります。重量は10キログラム弱。
側面から撮影。半分ほど露出した状態です。砂浜に埋まっているかのような味わいがあります。
母岩が残されていたほうが、美しく感じるのは私だけでしょうか。
左右40センチ近い、メガサイズの標本です。種小名のギガンテウムにふさわしい。
100円玉との比較。フランス・パリ盆地の始新世の地層から発見された、古代の巨大な巻き貝、カンパニーレ・ギガンテウムのマルチ化石です。
価格:
商品ID:ot3670
時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)
産地:France
サイズ:本体直線距離23.8cm 21.9cm 母岩含め全体39cm×30cm×厚16cm 9635g
商品説明:フランス・シャンパーニュ地方、パリ盆地の始新世の地層から発見された、古代の巨大な巻き貝、カンパニーレ・ギガンテウムのマルチ化石
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