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スーパーレア!1995年のツーソンショーから約30年を経て再び一般公開に!中新世の絶滅長鼻目デイノテリウム(Deinotherium bavaricum)の臼歯化石。オールドコレクション/新生代第三紀(6600万--260万年前) 化石セブンスマホ専用サイト


スーパーレア&マニアックシリーズと銘打ち、本日も博物館級の世にも珍しい化石をご紹介します。まず、他所では入手が難しい、極めて希少な標本です。皆様は、ゾウの祖先をご存知でしょうか。マンモス?確かにマンモスとは直接ではないものの、古い長鼻類の仲間の一つです。今回、ご紹介するのは、それよりもずっと古い時代から棲息している巨大な長鼻類、デイノテリウムの歯の化石です。デイノテリウムは、約2400万年前に現れ、アジア、ヨーロッパ、アフリカに生息していました。現世のゾウと明確に異なる点として、牙が下側に生えているという点が挙げられます。


デイノテリウムは、前述のように約2400万年前に現れ、その後、マンモスや現世のゾウとは異なる系統をたどり、約100万年前に絶滅しました。その体躯はデイノテリウム(巨大な獣の意)という名前が表すように、非常に巨大で、陸生哺乳類のなかでも最大級に大きな生物の一つとされています。古代の長鼻類の化石としてはマンモスが比較的流通していますが、デイノテリウムは非常にレアで、滅多に入手が叶いません。こちらは、今からおよそ30年前の1995年の、あのツーソンミネラルショー(米国)で米国人ディーラーによってお披露目された希少な標本です。これまで日本人コレクターによって、国内で大切に保管されてきた希少品で一度も公開されたことはありませんでした。まさにジ・オールドコレクションと評するべき、傑出した品であります。


先程デイノテリウムは巨獣であると述べましたが、驚くべきことに、その体高は最大で4メートルにも達したと考えられています。体長はなんと5メートルにも及びます!まさに巨獣です。こちらは、ドイツ中南部のキュンツブルグから発見された歯の化石ですが、デイノテリウムとドイツには深い関連があります。デイノテリウムは1829年にドイツで頭骨と下顎の化石が発見され、正式に記載されたことでその存在が知られるようになりました。その巨大さから、古代ギリシャ語で「恐ろしい獣」を意味する言葉に由来し、Deinotheriumと名付けられました。


側面からご覧いただきましょう。現生のゾウやマンモスとは異なり、鋭い突起を備えた歯の化石です。デイノテリウムの外観で最も特徴的なのは、牙が下側に生えていたこと、そして、背が高く、比較的長く細い足を持っていたこと、さらにはやや短い鼻だったことです。デイノテリウムの分類には未だに議論があり、近縁種のプロデイノテリウム属の存在が分類を難しくしています。彼らはやや小型のグループですが、デイノテリウムの祖先であり、別種だとする説と、体のサイズが異なるだけで同じ種だとする説があります。そのような背景があり、本種をD. bavaricumとするか、P. bavaricumとするか難しいのですが、今回は、標本の前所有者のデータに従い、D. bavaricumとしています。


根本側から撮影しました。


前述の通り、デイノテリウムの仲間の歯化石は、マンモスや現世のゾウのそれとは異なり、大きく尖った臼歯です。食性の違いによるものと思われますが、デイノテリウムが具体的に何を食べていたのかははっきりしません。以前ご紹介した古代ゾウのステゴォロフォドンの臼歯やマストドンの臼歯などもそうですが、現世のゾウよりも、明らかに鋭い突起が備わっています。


横最長部62ミリです。こちらをご覧いただくと分かりますが、その突起部分が擦れて滑らかになっています。この点はマンモスなどと同じく使用による摩耗と思われますので、基本的には、植物を上下の臼歯で摩り合わせて細かく砕いて食べていたのは間違いないでしょう。


100円玉との比較。ドイツ・キュンツブルグ産幻の古代ゾウ、デイノテリウムの臼歯の化石です。ツーソンショーでの発表から、約30年を経て、再び公開されます。

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価格

商品ID:ot3607

時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)

産地:Gunzburg, Germany

サイズ:6.2cm×5.7cm×厚5.5cm

商品説明:スーパーレア!1995年のツーソンショーから約30年を経て再び一般公開に!中新世の絶滅長鼻目デイノテリウム(Deinotherium bavaricum)の臼歯化石。オールドコレクション

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