こちらはサイクロリテスの名で知られる、コインのような形をした白亜紀のサンゴの化石です。
サイクロリテスのグループは現世にも子孫が存在しており、長い間、繁栄を続けています。現世の子孫は比較的浅海で棲息しています。
また、現世の子孫は、熱帯から亜熱帯で棲息していることから、こちらの化石種もそうだった可能性があります。この化石が発見されたのはモロッコのサントニアン(およそ8500万年前頃)の地層です。当時、この地域には多様な恐竜や海棲生物が繁栄していました。
ご覧のようには素晴らしい保存状態を維持しています。サイクロリテスはキノコのような形が特徴です。現世種は非付着性で、自由に移動することができ、ポリプに水を充填させ体を膨張させることができるそうです。触手を自由に動かし捕食行動をすることが知られています。果たして化石種はどのような生態だったでしょうか。
過去に取り扱ったサイクロリテスの中でも、トップクラスに保存状態が良好です。
側面から見ると、まさに円盤のような形をしています。
直径最大部38ミリ。
100円玉との比較。眼を見張るような保存状態とは、まさにこの化石のことでしょう。細部までよく保存されています。ぜひ実物をご覧になってください。
価格:
商品ID:ot3593
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Ait Hani, Morocco
サイズ:3.8cm×3.6cm×厚0.8cm
商品説明:素晴らしい保存状態!古代から現世まで棲息している息の長いキノコ型のサンゴ、サイクロリテス(Cyclolites elliptica)の化石
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