こちらはオランダで採集されたケナガマンモスの臼歯の化石です。およそ2,3万年前の標本と推定されます。
臼歯という名前は文字通り臼のように植物片をすりつぶすことから名付けられました。ゾウの仲間はこのような臼歯を用いて堅い植物をすりつぶして食べています。
臼歯はご覧のように非常に分厚く、徐々にすり減っていきます。写真の上から下に向かって徐々に研磨されていきます。
黒い楕円の部分がエナメル質です。エナメル質は非常に硬く、上下からすり合わせると、植物の歯はもちろん茎や枝なども容易にすりつぶすことができました。
マンモスの臼歯のブロックは口の奥から前に向かって押し出されていきます。何度か入れ替わると永久歯になります。永久歯を失うと、それ以上生えてくることはありませんでした。その点ではわれわれヒトと同じです。
まな板に例えられる臼歯の表側。
裏側は歯茎に埋まっていた部分です。
臼歯のブロックがまるごと保存されています。
左右18センチ。巨大な体躯を持つマンモスの臼歯らしい、立派なブロックです。
価格:
商品ID:ot3107
時代:新生代第四紀(260万年前 -- 現在)
産地:Netherlands
サイズ:18cm×17.5cm×厚7.7cm 2720g
商品説明:まさにマンモス級サイズ!堅い植物の枝をすりつぶした、マンモス(Mammuthus primigenius)の臼歯の化石
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