こちらは米国ワイオミング州のグリーン・リバー層より採集された、古代魚2体が同居するマルチプレート化石です。およそ50センチ四方の母岩に194ミリのプリスカカラと145ミリのナイティアが同居する、極めて希少な高級標本です。
およそ5000万年前の湖に棲息していた化石が眠るとされるグリーン・リバー層。プリスカカラはグリーン・リバー層の化石のなかでも非常に希少で、めったに採集されません。弊社でも過去に取り扱ったのは数点のみ。こちらのプリスカカラは20センチに達しようかという、とても大きな個体です。
頭部をアップで撮影。エラの一部が保存されています。プリスカカラは肉食で魚類のほか小さな甲殻類も捕食したとされています。おちょぼ口が特徴です。
背びれの前半は尖っていて、後半は丸みを帯びています。その特徴がよく残されています。
胸鰭や腹ビレも鋭く尖っています。
尾びれもほぼ完全な状態で保存されています。
プリススカカラの左下に陣取るのが古代魚、ナイティア。グリーン・リバー層で最も有名な化石生物と言って良いでしょう。米国ワイオミング州の公式の化石としても知られる有名魚です。
154ミリに達する特大のナイティア。通常ナイティアは5センチ程度。154ミリのナイティアは驚くほど大きいです。
ナイティアは10種類以上確認されていますが、大半は植物プランクトンを捕食していた比較的小型の淡水魚でした。
二股に分かれた尾びれ。
20センチに達しようかという非常に立派なプリスカカラです。
プリスカカラに見劣りするものの、単体では最大級と評してよいほどの体躯を誇るナイティア。
その非常に大きな両個体が50センチ四方の母岩に鎮座するのですから、その迫力は格別です。シックな色合いも相まって、威風堂々たる標本であります。
12キログラム以上ある巨大標本ゆえ、裏面には木板を貼り強化されています。
裏面から撮影。赤いマーカーは10センチ間隔です。およそ50センチ四方、12キログラムの堂々たる逸品。
当時の湖中を悠々と泳ぐ魚の姿が想像されます。
右下に100円玉。絵画のような味わい持つ、古代魚のマルチプレート化石です。珍しいプリスカカラが中央上に鎮座した希少な標本です。
価格:
商品ID:ot3037
時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)
産地:Wyoming, U.S.A.
サイズ:本体直線距離19.5cm 15.4cm 母岩含め全体50.7cm×45.7cm×厚3.5cm 12kg
商品説明:博物館級!絵画のような味わいを持つおよそ5000万年前の古代魚のマルチプレート化石。大きなプリスカカラ(Priscacara)と負けず劣らず大きなナイティア(Knightia)が共存!
この商品は売却済みです。
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