こちらは南米コロンビア産のコーパルです。南米大陸の北西に位置するこの国は世界的なコーヒー豆、そして宝石エメラルドの産地として有名です。我々、化石コレクターにとっては、イエローを呈する上質のコーパルの産地としての印象のほうが強いかもしれません。
コーパルは一般的に時代の若い琥珀に与えられる名前ですが、その産地の大半は熱帯地方の国です。マダガスカル然り、コロンビアしかり。コーパルは組成は産地ごとに微妙に異なっているとされますが、大まかな物理的な組成は似通っています。硬さは琥珀にやや劣るとされます。とはいえ人間の手でそれを判別することは難しいです。ただ、長年、琥珀とコーパルの両方を扱ってきた経験から、コーパルのほうがやや色が薄く、透明度が高い傾向にあり、年代が若いせいか確かにフレッシュな印象を受けます。
こちらには同定までは難しいのですが、虫が内包されています。
ルーペでのぞくと様々な内包物が含まれていることが分かります。コーパルはもともと針葉樹を中心とする樹木の樹脂が起源です。周りの植物や昆虫などを巻き込み、そのまま化石になることがあります。
最長部24ミリのコーパルです。コロンビア産のコーパルは比較的流通量が少ないです。ぜひこの機会にコレクションをご検討ください。
100円玉との比較。透明度の高い、コロンビア産のコーパルです。
価格:
商品ID:ot2935
時代:新生代第四紀(260万年前 -- 現在)
産地:Columbia
サイズ:2.4cm×2cm×厚0.8cm
商品説明:コーヒー豆だけじゃない!南米コロンビアで採集された美しい自然物、虫入りコーパル(Copal)
この商品は売却済みです。
このウィンドウを閉じる