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亜熱帯性気候を表す示相化石として有名、某スナック菓子にそっくりの絶滅巻き貝、ビカリア（Vicarya）化石/新生代第三紀（6600万--260万年前）化石セブンスマホ専用サイト

こちらは絶滅巻き貝、ビカリアの化石です。特徴的な突起が保存されています。

某スナック菓子のフォルムにそっくり。一回り大きくした感じ。

先端にかけて等倍に小さくなっていきます。

根本から撮影。

およそ６センチ弱。こちらはおよそ１５００万年前の地層から採集された国産のビカリアです。１５００万年前といえばまだ人類はおろか類人猿さえも誕生していなかった頃。まだ西日本の大半がユーラシア大陸に接続されていた頃です。日本列島の形がおぼろげながら見えてきたこの時代には、日本は亜熱帯性気候であったと推測されています。というのも、世界中から発見、採集されるこのビカリアは当時温暖な気候であった地域から採集されているからです。ゆえに、当時の日本もマングローブが生い茂る温暖な気候であったのだろうと考えられるのです。このように、その存在によって当時の環境が推測される化石を、示相化石と言います。教科書で習った人も多いかも知れません。