こちらは、最も希少な化石コレクションの一つ、ヘビーコレクター垂涎の品、メソサウルスの極めて上質な化石です。
この三角形の流線型頭部でよく知られたメソサウルス。陸上と水中の両方で棲息していたと見られ、手には膜が存在していていただろうと言われています。この眼窩底を御覧ください。恐ろしいまでの保存状態。このクラス、なかなかお目にかかれません。
メソサウルスについて簡単にご説明します。まだ地球に恐竜が誕生する前の時代、古生代ペルム紀に棲息していた爬虫類で、水中生活に適した体をしていました。メソサウルスは祖先は一度陸上生活に適応したと見られていて、メソサウルスの時代に再び、水性に戻ったと考えられています。
この指の間には膜があり、泳ぐ際に推進力を得やすかったと考えられています。
保存状態は大変良好で、弊社で過去に取り扱ったメソサウルスと比較しても、明らかにハイクラスです。めったに出会えない代物です。
ご覧のように多数のアバラがあるものの、スリムな印象を受けるはずです。全体として流線型で、四肢は比較的細く、自在に泳ぐのに適した体をしていました。
水中で甲殻類やプランクトンなどを捕食して、まれに陸上に上がるような生活スタイルを取っていたのではないか、と考えられています。
長い尾をくねらせ、推進力を得たのでしょう。
こちらの化石は南米ブラジル産ですが、メソサウルスの化石は南アフリカからも発見されます。これは当時、現在の南米とアフリカ、インド、南極、オーストラリアなどの大陸が一つになったゴンドワナ大陸が存在していたことに関係しています。ゴンドワナ大陸にはアフリカと南アフリカの境界線付近に巨大湖が存在し、メソサウルスはそこに棲息していたと見られています。ゆえに両大陸で化石が発見されるのです。
パーフェクトと言って良い、素晴らしいコレクションです。
長い首、尾、流線型の体、細くて長い手足など特徴がよく保存されています。
母岩含めおよそ23センチ。本体頭部に沿って計測して26センチ前後といったところ。
裏面です。
厚みは2センチ以上。強度は十分ですが、希少な化石ゆえ、慎重に取り扱ってください。
頭部の保存状態にご注目ください。目のソケットがはっきりと確認できます。
希少性マックス!ヘビーコレクター垂涎の逸品です。一期一会の標本です。次回の入荷は未定ですので、この機会にぜひコレクションをご検討ください。
価格:
商品ID:ot2318
時代:古生代ペルム紀(2億8900万 -- 2億5100万年前)
産地:Brazil
サイズ:本体カーブ計測26.3cm 母岩含め全体23.4cm×13.7cm×厚2.4cm 1345g
商品説明:希少中の希少!保存状態抜群!ブラジル産メソサウルス(Mesosaurus sp.)の全身化石
この商品は売却済みです。
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