こちらは人気を博している、ラプスラズリという鉱物です。丸いボールのようにカットされたスフィア型の標本です。ラピスラズリといえばこの青空のように藍色。素晴らしい発色です。
まるでミニチュアの地球を手のひらに載せているかのよう。白いラインが雲のように見えてきます。
北半球でしょうか。
ラピスラズリは古来より非常に珍重されてきた鉱物です。自然界で青色を呈する鉱物は希少です。鉱物だけでなく、動物や植物において、青い生物は少ないのです。
青色の生物といえばハチドリ、一部の甲殻類、アントシアニンを含む植物(ブルーベリーやビルベリー)など、数えるほどです。鉱物だと、硫酸銅やウルトラマリン、そしてこのラピスラズリ。古代の文明で、絵の具として青色を調達するために、このラピスラズリを重宝したのは当然なのかもしれません。
ちなみにラピスラズリを青くしているのは、ラズライトという成分です。
それにしても濃い、非常に濃い青色です。ラピスラズリは世界のいくつかの地域で採集されますが、コレクターが収集するような高品位の品は多くの場合、アフガニスタン産です。戦禍のイメージの強い同国ですが、実は世界有数の資源大国でもあります。レアメタルから宝石までさまざまな鉱石が採掘されています。その一つが、このラピスラズリです。
100円玉との比較。紀元前にはツタンカーメンのマスクや女王クレオパトラのアイシャドウとして使われていたラピスラズリ。
丁寧に表面が研磨された上質品です。
価格:
商品ID:ot2279
時代:Unknown
産地:Afghanistan
サイズ:直径4.4cm
商品説明:ツタンカーメン王のマスクにも使われていた、名産地アフガニスタン産の高品位ラピスラズリの天然スフィア標本
この商品は売却済みです。
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