こちらはおよそ1500万年前の地層から採集された国内産のビカリアという巻き貝の化石です。教科書などでもおなじみの化石ですね。
ビカリアはマングローブなどが発達する亜熱帯性気候のもとで繁栄したことが分かっています。およそ1500万年前の日本は温暖で、このようなビカリアが海岸付近に多数棲息していたと考えられています。今とは異なる気候だったことが分かりますね。
このようにその存在によって、その地層の当時の環境が推測される化石を「示相化石」と言います。
この個体は殻に多数の突起を持っています。ビカリアを狙う天敵から身を守っていたのかもしれませんね。
このように突起ははっきりと多数保存されています。
根本にもご覧の通り。かなり大型の突起です。
こちらは根本から撮影。
100円玉との比較。およそ6センチ。
価格:
商品ID:ot2254
時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)
産地:Okayama,Japan
サイズ:本体6cm
商品説明:典型的な示相化石、亜熱帯性気候だった証拠、大きな突起が多数保存された、希少な国内産のビカリア(Vicarya)
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