こちらはコロンビア産のコーパルです。樹木の樹脂の化石は世界中から採集されますが、コロンビア産はそれほどメジャーとは言えませんが、今回の標本は非常に興味深いものがあります。つくし(スギナ)の先端のような植物片が内包されています。
しかも、かなりの大サイズ。
コロンビア産のコーパルは180万年前から現世までの樹脂を起源としています。非常に若い樹脂といえます。そのため、透明度が高く、基質も透き通っているものが多いです。
こちらの標本もその特徴がよく現れています。
飴色よりもやや薄い感じの色で、前述の植物片を容易に確認することができます。
内包された当時の状態をそのまま維持していると言ってよいほどです。
肉眼でも視認可能な大きさです。
もちろんルーペがあるに越したことはありません。
こちらにもつくしの先端(胞子嚢床の集まり)のような部位が。
つくしと断定することは不可能ですが、仮にそうだとしたら、春頃に土中に埋もれた樹脂だったかもしれませんね。
100円玉との比較。生っぽい植物片を含んだコロンビア産のコーパルです。フレッシュで透明度の高い基質に浮かぶ植物片を御覧ください。
価格:
商品ID:ot1860
時代:新生代第四紀(260万年前 -- 現在)
産地:Columbia
サイズ:7.8cm×4.2cm×厚2.7cm
商品説明:珍しいコロンビア産のコーパル(Copal)。フレッシュで透明度の高い基質に浮かぶ生々しい植物片を御覧ください。
この商品は売却済みです。
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