こちらはマダガスカル産のウニの化石です。陸上では恐竜が闊歩していた中生代白亜紀の海に棲息していた古代のウニです。
ウニといえばトゲを思うかベル人が多いでしょう。古代のウニにもトゲがあった可能性はありますが、化石としてほとんど残らないため、それを確かめる術はありません。しかしながら、ウニの基本的な構造は現世のウニと変わっていないことが分かります。写真の五角形の模様は五放射相称形といって棘皮動物に共通しています。星の形をしたヒトデが最もわかり易い例でしょう。
こちらの模様は歩帯といって、管足が出てくる組織になります。管足(かんそく)とは棘皮動物特有の器官です。
この小さな穴から管足が伸びだしてきます。管足の先端には小さな吸盤が付いており、岩などに体を固定するために使われます。
歩帯の見事な保存状態。
ちなみに、ウニは丸く膨らんだ上側の頂部に肛門があり、下側に口器があります。
さすがに下側の口器まで保存されていません。
ウニは一般に植物食動物と考えられています。海藻などを下側の口器より捕食します。
100円玉との比較。直径最大部8センチ近い大きなウニです。五芒星がきれいに浮かんだ保存状態の良い標本です。
価格:
商品ID:ot1652
時代:新生代(6600万年前 -- 現在)
産地:Madagascar
サイズ:7.8cm×7.2cm×厚2cm
商品説明:棘皮動物の象徴であるきれいに浮かんだ五芒星。中生代白亜紀のウニの化石
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