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ベリーレア!希少な節足動物ムカデを内包したバルティックアンバー。一期一会の標本。/新生代(6600万年前 -- 現在) 化石セブンスマホ専用サイト


生物入り琥珀コレクター垂涎の標本をご紹介しましょう。およそ4000万年前のムカデがパーフェクトと言って良い見事な保存状態のまま内包されている大変希少な逸品です。


しかも、この標本はラージサイズ。なんと縦5センチ以上もあります。


産地はバルト海産です。バルティックアンバーは世界で最も知られた琥珀産地と言って良いでしょう。この地域の琥珀はバルト海に伸びる地下水脈の下に横たわる地層から嵐のたびに海岸に巻き上げられます。


バルティックアンバーの特徴は海岸に打ち上げられて間もない頃はご覧のように薄いレモンのような色をしています。そしてしばしば虫や生物が内包されている場合があるのです。琥珀から発見される昆虫、生物、植物片は当然のことながら古代の生き物です。当時のバルト海周辺地域は亜熱帯で巨大な針葉樹林帯が形成されていたと考えられています。ハエ、蚊(か)、蛾(が)、蜘蛛(くも)、生物などが樹脂に取り込まれて化石になることで生物入り琥珀が誕生します。


虫とは一線を画す存在がこの節足動物である多足類のムカデ。なにしろバルト海産琥珀とはいえ、内包されているケースは極めて少ない。


バルティックアンバーに内包されている多足類の節足動物には、ムカデのほかヤスデも存在します。いずれも非常に希少です。バルティックアンバーからはややムカデのほうが多く産出する一方、ドミニカンアンバーからはヤスデのほうが多い傾向があるようです。


手のひらとの比較。ムカデをはっきりと肉眼で捉えることができます。


ムカデのほか星状毛や植物片などを多数含んでいます。


ちなみにムカデとヤスデの違いを確認しておきましょう。一般にヤスデのほうがより多くの足を持っていますが、足一つ一つの太さや長さはムカデのほうが勝ります。こちらの個体の足を御覧ください。非常に太く長くがっしりしています。明らかにムカデです。


それにしても見事な保存状態。


樹脂に取り込まれた生物は脱出を試み、体や足をよじらせるため、一部が欠損したり脱落する場合が多いのですが、この個体は生存時のまま保存されている点にご注目ください。


こちらには星状毛と思しき植物片が見えます。星状毛はミズナラやオークの木の雄花の化石と言われています。


琥珀に取り込まれなければ、ありえない極めて良好な保存状態。


尾の長い棘。




バックライトを当てて撮影。さすがは生物起源の宝石。目の醒めるような発色。


100円玉と比較すると、際立つムカデのサイズ。生物入り琥珀のコレクターにとっては一期一会の標本でしょう。

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価格

商品ID:ot1585

時代:新生代(6600万年前 -- 現在)

産地:Baltic Sea

サイズ:5.5cm×2.6cm×厚1.8cm

商品説明:ベリーレア!希少な節足動物ムカデを内包したバルティックアンバー。一期一会の標本。

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