こちらはカナダ・オンタリオ州産のウミユリの化石、キュプロクリヌス・ジェウェッティ(Cupulocrinus jewetti)です。
節のある長い触手の数々。
オルドビス紀後期の海に棲息していた、極めて古いウミユリです。
触手の基点はこのクラウン。
このクラウンを茎を介して岩などに固定して、ゆらゆらと海中を漂っていました。
ダークな母岩に浮かぶ白く美しいウミユリ。
ウミユリという名前から、つい植物を連想しがちですが、実際にはれっきとした動物です。触手を伸ばして捉えたプランクトンを捕食していました。
なんと全身をうまく使って移動(歩行)することもできたのです。
ウミユリは生きた化石と言われ、現世にも存在します。なんと5億年もの間、存在しているというのだから驚愕の一言。
ウミユリがいったいどうやって移動したのか。ぜひ「Crawling Crinoid」で検索してみてください。その歩行スタイルは実にユニークでコミカルです。紛れもなく動物であることがお分かりいただけることでしょう。
100円玉との比較。カナダ・オンタリオ州産のウミユリ、キュプロクリヌス・ジェウェッティ(Cupulocrinus jewetti)の化石です。
価格:
商品ID:ot1544
時代:古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前)
産地:Ontario, Canada
サイズ:本体最大長さ6.9cm / 母岩含め全体12.6cm×7.9cm×厚3.3cm
商品説明:
この商品は売却済みです。
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