こちらはマダガスカル産のコプロライトの化石です。コプロライトとは古代生物の糞の化石を指します。
こちらの化石は、かなり大型の水棲生物の糞の化石であると推察されています。コプロライト自体から、その主を鮮明に同定することは難しいのですが、その地層から採集される生物の化石の種類や大きさ等からある程度推定が可能になります。たとえば、その地層が当時海のなかであることが分かっている場合、そこから採集される糞の化石も水棲生物のものと考えるのが妥当です。
また現世の類似生物の糞と比較することで、概ね、古代の生物の種類を推測することが可能になります。諸々の観点から、こちらは古代の比較的大きなウミガメの糞の化石と見積もられています。
それにしても状態の良い見事な標本ではありませんか。
左右13cmを超える立派なものです。表面のテクスチュアも化石になる前とほとんど変わらないのではないか、と思わせるほどの保存状態。
とはいえ、長きにわたる続成作用により珪酸塩鉱物によって置換され、鉱物化しています。
もちろんカチコチで匂いはありません。
人の手と比べると顕になる、このサイズ。決して小さいな生物の糞ではないことは明らかでしょう。
100円玉との比較。マダガスカル産の古代のウミガメのものと思しき糞の化石です。極上と申し上げて良い保存状態です。
価格:
商品ID:ot1454
時代:新生代(6600万年前 -- 現在)
産地:Madagascar
サイズ:13.1cm×5.5cm×4cm
商品説明:ずっしり!古代の水棲生物(おそらくは大型のウミガメ)の糞化石(コプロライト)。極上の保存状態。
この商品は売却済みです。
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