直線距離22センチのブラジル産魚化石が登場です。鱗の保存状態は、目を見張るものがあります。
こちらが本標本の鱗部分。まるで生きているかような、鮮やかな鱗の保存状態。
ネガポジ、いずれも状態が良いのが特徴です。眼の位置もはっきりとわかります。
本タイプの化石はノジュール化石とよばれます。ノジュールとは、有機物を含む丸い石のことで、割れ目を入れて、ハンマーで勢いよく叩くと、パカっと割れます。この中には、化石を含んでいる場合が多く、時に本標本のような素晴らしい保存状態の化石が出てくることがあります。
尾びれも残っています。
もう片方もご覧の通りの状態の良さです。
このように丸い塊のノジュールとなるのは、魚が死骸となったのちアンモニアが発生し、海水に含まれる炭酸カルシウムと反応し、死骸のまわりに集積するためです。
赤いメモリが10センチを刻んでいます。母岩に収まった真っ直ぐしたフォルムが印象良い標本ですね。こうして二体並べて展示すると、ちょっとした博物館の展示コーナーのようではありませんか。
手との比較、片手で手にするには、重すぎました。魚化石の直線距離は22センチ。大物を釣った感覚です。
現在では、ブラジルから化石が輸入されることはなく、国内で流通しているものに限られます。本標本はオールドコレクションになります。これほど鱗がくっきり保存されているものは、なかなか希少です。
二つを重ねると、ピタッと合います。元は1体の魚ですが、こうして展示してみると、表情の異なる2体の魚が泳いでいるように見えませんか?ギョロっとお互いを見合っているよう。なんとも愛嬌がある魚化石に感じるのは私だけでしょうか。
価格:
商品ID:ot1294
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Ceara, Brazil
サイズ:本体直線距離22cm / 母岩含め全体26cm×12.3cm×厚6.5cm 2640g
商品説明:並べて展示すると、博物館展示コーナーのよう・・・。直線距離22センチ、鱗の状態が抜群のブラジルセアラ州産魚化石。全景がしっかり残っている点、鱗の保存状態が良い点で本標本は特筆すべきものがあります。
この商品は売却済みです。
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