バルト海産の琥珀中に、グロテスクなクモが内包された、希少標本をご紹介します。
大変クリアな琥珀の中に浮かぶ蜘蛛のシルエット。ここまで鮮明に保存されているのはなかなかありません。クモは6ミリの大きさがあります。
本標本全体の大きさは4.6センチ。光を後ろから当てると、ご覧のように内包物がより鮮明に確認できます。
左に見られるのがクモですね。その他にも、実は本標本、多数の虫たちが数多く内包されています。
手との比較。5センチ弱の幅があります。
赤みがかったダークブラウンのスクエアカット。シャープな印象があります。
ルーペで覗くのに、これほどわくわくする標本はありません。本標本をお手にする方には、ぜひルーペで隅々と内包物を確認いただければと思います。
この長い枝のような芯のようなものは一体何でしょうか?こちらはザトウムシの一部だと考えられます。ザトウムシは非常に長い脚をもつ虫で、ユニークな歩き方をする節足動物です。アメリカでは“Daddy Longlegs=あしながおじさん”の愛称で知られている虫です。粘性のある樹脂から逃れようとして、もがいた結果でしょうか。脚があらゆる角度に広がっています。
本標本は透明感があるので、中に閉じ込められている虫たちが鮮明に見られる点が素晴らしいところです。まるで虫たちが浮かび上がってくるかのごとく、クリアに見られます。後ろから光を当ててご覧いただきたい標本です。
クモを別の角度から撮影。上部に確認できます。
当時の森の様子が想像されるロマン溢れる琥珀化石です。一体どんなドラマが繰り広げられていたのでしょうか。
次の写真はこちらのクモのアップ写真です。アップで近づいて見ると、かなりグロテスクなクモであることが判明します。
こちらです。まず、脚に生えた細かい毛が印象的です。切り離された脚が4本あることもわかりました。
見れば見るほど生々しい、バルト海産のクモ。
クモの全景が見られる標本もさることながら、脚の毛の詳細まで確認できる標本は僅かでしょう。
切り離された脚がグロテスクです。クモが内包された、大変透明度の高い琥珀化石のご紹介でした。
価格:
商品ID:ot1268
時代:新生代(6600万年前 -- 現在)
産地:Baltic Sea
サイズ:4.6cm×1cm×厚0.8cm
商品説明:折れた脚の数までわかるほど鮮明!グロテスクなクモ入りバルト海産琥珀(Amber)
この商品は売却済みです。
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