爽やかな遊色を見せる、鉱物ラブラドライトをご紹介します。
本標本は鉱物ラブラドライトです。ラブラドライトはガラス光沢が現れる鉱物で、斜長石固有体の中間付近の組成をもっています。
和名は曹灰長石(そうかいちょうせき)。鮮やかな閃光は、ラブラドレッセンスといわれ、ラブラドライトに特有の美しい光を放ちます。
このあたり、爽やかで濃いブルーとライムグリーンが美しい。
もともとは、グレーがかった半透明色をしている本標本。手のひらでゆっくりと回しながら光の入る角度を変えていくと、ある角度で青い閃光を示します。
現れてきました。
鮮やかな閃光効果は、結晶内のごく薄い境界面から光が反射することによって生まれます。
ではこの薄い層はどうやってできたのでしょうか?答えは、高温のもと、均質な結晶として生成されてきた斜長石が、冷えていく過程で局部的に元素の再移動が生じたためです。これによって2種類の組成が異なる長石に分かれ、薄層がつくられます。
厚みは1.5センチほど。
どの角度強い輝きが現れるか、手にした方はぜひためしてみて下さいね。
劇的な変化が現れる鉱物、ラブラドライトを間近で鑑賞してみませんか。
価格:
商品ID:ot1267
時代:Unknown
産地:Madagascar
サイズ:4.4cm×3.5cm×厚1.5cm
商品説明:ブルー×ライムグリーンの配色が爽やかな、鉱物ラブラドライト(Labradorite)
この商品は売却済みです。
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