古生代石炭紀に繁栄した古代樹、レピドデンドロンの樹皮の化石です。
ウロコに例えられる樹皮の模様が、明瞭明確に認められる、並外れた保存状態。
手のひらサイズゆえに、リーズナブルプライスでのご紹介。兎に角、高品位な標本を望むコレクターにぴったりの標本です。
裏面。
レピドデンドロンは和名で鱗木(りんぼく、うろこの木)と書くように、ウロコのような樹皮を持っていたことで知られています。また、樹高40m、幹径2mに達する、巨木だったのです。ウロコの樹皮をもった巨木、想像するだけ、異様な姿です。もちろん、現世にはこの系統の樹木は存在しません。幻の古代樹といったところでしょうか。
現世の植生のメインストリームは、いわゆる種子植物ですが、この時代(古生代石炭紀)には、種子植物よりも、こういったリンボクのグループのほうが発展をしていました。リンボクは種子ではなく胞子によって繁殖しました。その意味では現世のシダ類に近い存在と言えます。
我々、現代人にとってシダが40mもの樹高になることは想像し難いのですが、実際には、巨大なリンボクが湿地帯を中心に群生していたと考えられています。現在の石炭の原料となったことはあまりにも有名です(石炭紀の名前の由来になった)。
上で、大発展をとげていた証拠として、莫大な石炭量を挙げました。石炭は化石燃料のなかでも二酸化炭素の排出量が比較的多いため、徐々に利用されなくなってきていますが、埋蔵量は最大で、世界中に可採地域があります。このことを考えても、当時、いかに、リンボクなどのグループが大発展を遂げていたか分かります。
100円玉との比較。妙妙たる保存状態を有する古代樹、レピドデンドロンの樹皮の化石です。兎に角、高品位を優先するコレクターにうってつけの標本です。
価格:
商品ID:ot1184
時代:古生代石炭紀(3億6700万 -- 2億8900万年前)
産地:Germany
サイズ:10.3cm×6.8cm×厚1.4cm
商品説明:保存状態を最優先するコレクターにおすすめ!ウロコのような樹皮で知られる、幻の古代樹、レピドデンドロン。
この商品は売却済みです。
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