こちらはおよそ1億年前の北アフリカに棲息していた、史上最大級の恐竜、スピノサウルスのフットクロウ(足爪)の化石です。
クロウの化石に特有の独特の孔が多数散見されます。この孔は大腿骨の化石の骨端にもよく見られます。軽量化の一貫なのでしょうか。
フットクロウは大地を踏みしめる役割のほか、獲物を仕留めるために使われていたウェポンでもあります。非常に鋭い爪先を有しています。中間にある窪みは血抜き溝と呼ばれる構造で、獲物の肉から爪を抜きやすくする効果があったものと推察されます。血がこの窪みを通り外部に抜けることで爪表面にかかる圧力を下げる効果があります。
独特の孔の構造をアップで撮影。爪の化石によく見られる特徴です。
ハンドクロウとは異なり、非常に分厚い根本です。大地を踏みしめるのに耐えうる頑強な造りです。
爪1本のこの大きさ。人間の爪とは比較になりません。カーブ計測で123ミリもあります。
手のひらに載せて撮影。美しいフォルムを見て悦に入っています。
根本が大きく膨れているのがフットクロウの特徴。
こちらは爪の下側から撮影した一枚。
根本周りを撮影。周長は全長より長い140ミリ。いかにもフットクロウらしい形です。
直線計測でも10センチに達する大型のクロウ。写真上側のカーブにそって計測すると123ミリもあります。
100円玉との比較。史上最大級の恐竜の一つ、スピノサウルスのフットクロウの化石です。
価格:
商品ID:di1491
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Kem Kem basin, Morocco
サイズ:カーブ計測12.3cm 根本周り14cm
商品説明:美形!史上最大級の恐竜の一つ、スピノサウルス(Spinosaurus)のフットクロウ(足の爪)の化石
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