こちらは最もの名の知れた恐竜の一つ、トリケラトプスの歯化石です。トリケラトプスとは白亜紀最後期まで棲息していた恐竜でもあります。おかしな表現かもしれませんが、最も新しい恐竜と言っても良いかも知れません。
トリケラトプスといえば、頭部に生えた3本の大きな角。その角は頭部と一体化していて、頭部の骨の一部と言って良いでしょう。その意味では、硬い角質でできた現世のサイの角とは全く異なるものです。※角質とは硬いタンパク質の一種で、髪や爪の主成分です。角は髪よりは硬質化しているとはいえ、化石としては残りにくいです。
こちらは根本(ルート)部と歯冠(歯茎より上の部分)が保存された歯化石です。
トリケラトプスは植物食動物で、主に低木の葉や枝を主食としていたと考えられています。白亜紀の硬い植物をこうした歯ですり潰して食べていたと考えられています。
歯同士をこすり合わせるため、先端は徐々に摩耗していき、使えなくなると、別の歯が生えてきました。われわれ人間とは異なり、死ぬまで歯が生え変わったと考えられています。これを、デンタルバッテリー構造と言います。
摩耗が見られるカット面。
最大部32ミリの立派な歯化石です。
100円玉と比較すると、分かるこの大きさ。
価格:
商品ID:di1371
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:米国ヘルクリーク累層
サイズ:3.2cm×1.7cm×1.4cm
商品説明:最期の恐竜の一つ、最大部32ミリの大きなトリケラトプス(Triceratops)の歯化石
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