こちらは北米カナダ・アルバータ州ノーブルフォード(Nobleford)の白亜紀の地層から採集された、角竜カスモサウルスの指の化石です。カスモサウルスはケラトプス科に属する、いわゆる角竜の一つで、頭部に大きなフリルと3本の角を備えた巨大な恐竜でした。角竜といえば、トリケラトプスを思い浮かべる向きが多いと思いますが、トリケラトプスは角竜の最終進化系であり、それに至るまで、さまざまな角竜が存在していました。カスモサウルスはその一つです。
このような骨が複数、連なることで一つの指を形成していました。カスモサウルスは成長すると、体長は5メートル近く、体重は2トンにもなるとされる非常に大きな恐竜でした。主にカンパニアン(約7500万年前)の地層から発見されます。
ご覧のように、表面にはナチュラルな標本ならではの、自然なシワが多数残されています。
断面にはご覧のように小さな空隙が多数見られます。恐竜の骨の化石には、このような多孔組織がよく見られます。
カスモサウルスの化石のほとんどはカナダ・アルバータ州にある州立恐竜公園近くの地層から発見されます。こちらの標本は州立公園から南西に約200キロほど進んだ、ノーブルフォード周辺の地層から発見されました。
指を構成する一片の化石ですが、状態は良好で、非常に希少です。
ご覧のように、骨の最外殻が保存されています。
ひっくり返して反対側を撮影しました。こちらも骨の最外殻が保存されています。
両断面ともに多孔構造が見られます。
最外殻は肉眼で見るとスムーズですが、近づくと、小さな穴や皺が多数見られます。ナチュラルならではの味わいです。
100円玉とほぼ同じ大きさです。
価格:
商品ID:di1093
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Alberta, Canada
サイズ:1.8cm×1.3cm×1.2cm
商品説明:レア!カナダ・アルバータ州ノーブルフォード産カンパニアンの角竜、カスモサウルス(Chasmosaurus)の指の骨の化石
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