出ました!こちらは直径10センチに達する、大判のマダガスカル産遊色アンモナイトです。マダガスカルは遊色アンモナイトの世界的な産地で、とりわけ上質な個体が採集されます。それでも、10センチ級の上質標本は非常に稀で、めったにご紹介できるものではありません。数年前までは数ヶ月に一度程度のペースでご紹介できていましたが、近年は採集量が激減し、皆様には残念な思いをさせてしまっていたかと思います。こちらは久しぶりの10センチ級のハイクラス遊色アンモナイトです。サイズが大きいだけでなく、輝きも極上で、実にさまざまな色を呈します。まさに自然が生み出したアートと言って良い存在です。
希少色とされるブルー系の色も見られる点にご注目ください。ブルー、グリーン、レッドのレインボーカラーのなめらかなグラデーションは、マダガスカル産のアンモナイトでしか見られない独特の色合いです。まだ肋(ろく)に沿って波打つように変化する様は、化石でありながら、まさに芸術品です。
両面ともに遊色が見られます。日によって展示する面を変えても面白いですね。
10センチを超えると、小サイズ標本にはないダイナミックな色の変化を感じられます。5センチと10センチの違いは2倍と感じるかもしれませんが、面積で比較すると4倍です。手に取って動かすと、キラキラと色が踊るようにダイナミックに変化します。ビッグサイズ標本ならではの魅力です。
遊色アンモナイトは、主にマダガスカル島北西部に位置するマハジャンガで採集されます。この地域には白亜紀の海洋環境の地層が広がっており、殻表層のアラゴナイト層が破損せずに保存されています。そのため、独特の遊色効果を持つ標本が形成されやすいのが特徴です。遊色層は非常に薄く、数ミリ程度しかありません。このように全面に遊色層が保存されていることは、極めて稀なことなのです。
なぜこのように光るアンモナイトが存在するかご存知でしょうか。詳しくは、ぜひ、コラム”光るアンモナイトはなぜ「光る」のか?”をご参照ください。
最近では、1年に数回ご紹介できれば良いほど、機会が減ってしまいましたが、粘り強くお待ちいただいていたコレクターの皆様、ぜひご検討ください。
側面から撮影。大判ゆえ最厚部26ミリもあります。
直径最大部10センチ!マダガスカル産のハイクラスな遊色アンモナイトとしては、めったに入手できないサイズです。
100円玉との比較。オーナーになられた方は、ぜひ手に取って、このようなベストショットを探してみてください。暖色と寒色が混ざり合ったその姿は、言葉では言い表せないほどの美しさがあります。
価格:
商品ID:an2440
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Madagascar
サイズ:直径10cm 厚2.6cm
商品説明:久々の10センチ超え!両面光り!極上の遊色が備わった大判遊色アンモナイト、クレオニセラス(Cleoniceras)
この商品は売却済みです。
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