こちらはマダガスカル産のアンモナイト、クレオニセラスです。最表層にあるプリズム層が保存された七色に光る高品位化石です。
写真上のやや下にプリズム層が少し剥がれた箇所があるのがお分かりでしょうか。七色に光る層を遊色層といいますが、遊色層はじつは三層構造になっていて、最表層にプリズム層があり、その下に真珠層、その下には再びプリズム層があります。三層あるといえ、上の写真を見るとわかるように、遊色層は非常に薄いのです。堆積時のちょっとした圧力や風化によってすぐに失われてしまいます。
こちらの面も、ほぼ全域に遊色層が保存されています。
太陽光のもとにさらすと、さらに遊色層が美しく輝きだします。
遊色する仕組みを簡単に説明しますと、外部から入射した光が遊色層の内部で、各色に分けられる(分光される)ことで、色として見えるのです。詳しくはコラム(光るアンモナイトはなぜ「光る」のか?)を御覧ください。
断面のアップ。
100円玉との比較。直径最大部57ミリ。
両面ともに広範囲にプリズム層が保存され、七色に光ります。
価格:
商品ID:an1812
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Madagascar
サイズ:直径5.7cm 厚1.6cm
商品説明:七色に光る!広範囲に遊色層が保存された上質のアンモナイト、クレオニラス(Cleoniceras)の化石。
この商品は売却済みです。
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