マダガスカル産のアンモナイト、クレオニセラスです。マダガスカル産を代表するアンモナイトの一つです。
こちらの標本の最大の特徴は、縫合線です。殻全面にびっしりと現れた縫合線は圧巻です。
縫合線とは、隔壁の最外部が現れたものです。隔壁とは殻を支える骨のような存在と言えばわかりやすいでしょうか。表面を丁寧に磨くことで、縫合線は現れます。
どんなアンモナイトにも縫合線は存在します。アンモナイトの祖先的存在であるゴニアタイトにも当然のことながら縫合線は存在します。アンモナイトの種類や生息していた時代によって、縫合線は異なるため、アンモナイトを見分けるのにも役立ちます。
クレオニセラスが生息していたのはおよそ1億年前。白亜紀という時代です。狭義の意味でのアンモナイトは中生代に入って登場します。白亜紀は中生代の最後の時代区分ですから、クレオニセラスは若いアンモナイトと言えるでしょう。若いアンモナイトの縫合線は一般に複雑で入り組んでいます。
古生代のゴニアタイトの縫合線と比べると、同じ縫合線とは思えないほど複雑です。
100円玉との比較。縫合線を楽しむために磨かれた標本と言って良いでしょう。
価格:
商品ID:an1507
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Madagascar
サイズ:直径9.5cm 厚2.1cm
商品説明:縫合線モンスター!白亜紀のアンモナイト、クレオニセラス(Cleoniceras sp.)
この商品は売却済みです。
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